CS放送スペースシャワーTV主催によるSPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDSが今年も開催されます。
2月1日、2014年に発表されたミュージックビデオの中より厳選された50作品がサイトにて発表されました。
このPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDSは、1996年よりスタートし、今回は19回目になります。
2月1日にノミネート作品50作を発表、3月上旬に年間優秀作品などが発表されます。
オリジナリティーのある素晴らしいミュージックビデオがたくさん発表されています。その中から筆者が独断と偏見で選んだ8作品をご紹介したいと思います。
このページの目次
Twilight Arrow
アーティスト : APOGEE
ディレクター : 新井風愉
LITTLE 8 RECORDS
「体と光」をテーマにし、ガラスに投影されたAPOGEEメンバーと踊る男女の姿が、ときに重ね合わさり、ときに入れ替わるなど、さまざまなエフェクトを施すことで人と人のかかわりという普遍的なテーマに迫っているそうです。
プロジェクターによる光の演出と制御もあり、不思議な世界観のミュージックビデオが完成したと思います。
Shout
アーティスト : androp
ディレクター : 川村真司 / Jamie Carreiro
WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE/respire
今作のテーマは「影」。表面的には現れない心の葛藤を、様々なオブジェクトに投影される影絵のアニメーションによって、儚くも美しいストーリーとして描き出されています。
しっとりとした楽曲にマッチした、情緒的で不思議な映像作品になっていると思います。
TODAY IS A NEW DAY
アーティスト : 木村カエラ
ディレクター : 関和亮
ELA / Victor Entertainment
このビデオは、カメラマンによる撮影は行われておらず、部屋、屋外、ガレージに仕掛けられた69台のウェアブルカメラと、本人の手持ちカメラで一発撮りされている映像なのだそうです。
木村カエラさんの様々表情が楽しめる意欲作だと思います。
Liberty&Gravity
アーティスト : くるり
ディレクター : 田向潤
SPEEDSTAR
中東風のトップスに、スコットランドの民族衣装のようなスカートを纏ったメンバーが、まるで奇妙な世界に迷い込んだかのように、エキゾチックにめまぐるしく展開してゆく世界観がくせになる作品です。
一度みたら忘れられない、そんなミュージックビデオだと思います。
猟奇的なキスを私にして
アーティスト : ゲスの極み乙女。
ディレクター : 田辺秀伸
unBORDE
マルチ画面で分割されたメンバーのパフォーマンスが個別に映し出されるおしゃれ感漂う前半から一転、巻き戻された時間軸を辿ってみると、メンバー分裂の原因が「餃子の奪い合い」とわかるユーモラスな作品になっています。
TOKYO Dreamer
TOKYO Dreamer
アーティスト : NICO Touches the Walls
ディレクター : 鎌谷聡次郎
Ki/oon Music
マリオネットと化したVo.&Gt光村さんをコマドリした作品。
周りのメンバーが忙しく動く様子を高速再生し、コミカルな喜劇映画のような作品に仕上がっていて面白いですね。
『ソレデモシタイ』
アーティスト : 平井堅
ディレクター : 鎌谷聡次郎
Ariola Japan
平井堅さんがインド人に扮して踊る衝撃的な作品。
作品は2日にわたってインドで撮影が行われたそうです。
以前、テレビ番組のインタビューで「この濃い顔を生かしたミュージックビデオを撮影したいと思い、それができる楽曲を制作しました」と語っておられました。
何度も見たくなる楽しい作品に仕上がっています。
Fall
アーティスト : 槇原敬之
ディレクター : 須藤カンジ
Buppu Label
カメラを90度回転させ、見慣れた光景が全く違う世界へと変化した中を、全編に渡り人が落ち続けるというシンプルでインパクトのある映像作品。
天地と重力の方向感覚を狂わせる不思議さが印象深い意欲作です。
独断と偏見で選んだ8作品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介した作品以外にも、素晴らしいミュージックビデオがホームページには掲載されています。
ぜひ、ご覧いただきたいと思います。
http://mva.jp/choice/