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戦後70年を考える企画展のご紹介

投稿日:2015年5月28日 更新日:

戦後70年を考える企画展のご紹介!

2015年の815日で、太平洋戦争の終結から70年の節目を迎えます。
戦後70年を迎えるにあたり、「戦争と平和」をテーマに全国各地で様々な企画展や講演会などが行われています。
今回は、関西で開催されている2つの企画展「終戦70年特別展示 序 HIROSHIMA APPEALS POSTER.展」と「戦後70年に考える アドルフに告ぐ~ぼくは戦争の語り部になりたい~」に行ってきました。
平和について考えるきっかけとしていかがでしょうか。

「終戦70年特別展示 序 HIROSHIMA  APPEALS  POSTER.展」

 京都の北野天満宮より徒歩2分ほどのところにある、京都沸立ミュージアム。

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 こちらで現在開催中なのが、「HIROSHIMA  APPEALS  POSTER.」展です。

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 「ヒロシマ・アピールズ」は、原爆の惨禍を体験した広島の平和、反戦への祈りと願いを伝えることを目的に、広島国際文化財団と日本グラフィックデザイナー協会・JAGDA1983年にスタートさせた平和希求キャンペーンです。

毎年、同協会の会員代表1名が「ヒロシマの心」を訴えるポスターをボランティアで制作しています。
一時的に中断期間を経ながらも、これまでに発表された17作品が一堂に展示されています。

「時」をテーマにした作品、「怒りと悲しみ」をテーマにした作品、「復活・再生」をテーマにした作品など、制作者それぞれが、平和への想いを様々な手法で表現。
その中でも特に象徴的なのは、第一回作品である亀倉雄策氏の「燃え落ちる蝶」というポスター。

 

美しい蝶達が炎に包まれて儚く落下している様は、未来ある多くの人達が戦争によって犠牲になったことを表現しており、美しく完成された作品ながらも、戦争の残酷さを力強く訴える作品となっています。

この作品は、美術の教科書にも掲載されるほど世界的に有名な作品ですので、ぜひ実際のポスターを目にしていただきたいと思います。

その他にも、多くの素晴らしいポスターが展示してあります。
ポスターが語る平和への強い想いを、ぜひ感じ取とることができると思います。

 「終戦70年特別展示 序 HIROSHIMA  APPEALS POSTER.展」詳細情報

会期2015224日(火)~614日(日)
開館時間平日 10時~16時、土日祝 10時~17
会場:京都佛立ミュージアム (京都市上京区御前通一条上ル東竪町110
京福電鉄 北野白梅町駅より徒歩5分/JR円町駅より徒歩15
阪急 西院駅よりバス・地下鉄東西線 西大路御池駅よりバス
入場料:無料 どなたでもご自由にご観覧ください。
休館日:月曜日※但し、月曜日が祝祭日及び25日のときは開館。翌日を代休日とします。
ホームページhttp://www.hbsmuseum.jp/

戦後70年に考える「アドルフに告ぐ~ぼくは戦争の語り部になりたい~」展

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兵庫県にある、宝塚市立手塚治虫記念館。
そこで現在開催されている企画展が、「戦後70年に考える アドルフに告ぐ~ぼくは戦争の語り部になりたい~」展です。

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「アドルフに告ぐ」という作品は、戦争をテーマにした手塚治虫氏の社会派長編漫画です。

戦時下のドイツ・ベルリンや神戸などを舞台に、アドルフ・ヒットラーの出生の秘密が記された文書を巡り、ヒトラーと同じ「アドルフ」という名前を持つ2人の少年の数奇な運命を、史実を交えながら描いています。

同展では、「アドルフに告ぐ」の直筆原稿128点を展示や、戦争を扱った9作品の直筆原稿計62点などが展示されています。

戦争という大きな渦に翻弄され、自らの「正義」をも狂わされていく悲劇を描いた「アドルフに告ぐ」という作品。

終戦の日である815日が自らの漫画の原点だと作者自身が語るように、自身の戦争体験から描かれる世界観は、読み手に戦争や正義の在り方について、強く考えさせる作品となっていると思います。

手塚治虫氏が伝えたかった、戦争についてのメッセージを、この企画展を通してより強く感じ取ることができるのではないでしょうか。

また、6月より栗山民也氏演出による「アドルフに告ぐ」の舞台化、7月より劇団スタジオライフによる「アドルフに告ぐ」の舞台化が決定しています。

舞台「アドルフに告ぐ」公式ホームページ:http://www.adolfnitsugu.com/
スタジオライフHP:http://www.studio-life.com/

演劇界の方でも、「アドルフに告ぐ」から目が離せなくなりそうです。

戦後70年に考える アドルフに告ぐ~ぼくは戦争の語り部になりたい~」展 詳細情報

会期201531日(火)~629日(月)
開館時間9:3017:00(入館は16:30まで)
※休館日は毎週水曜(429日、56日は開館)
会場:兵庫県宝塚市 宝塚市立手塚治虫記念館
JR宝塚線・阪急宝塚線「宝塚駅」から徒歩8
阪急今津線「宝塚南口駅」から徒歩5
入場料:大人700円、高中生300円、小学生100
ホームページhttp://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/

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