紅葉がひと段落してくると、木々も落葉が進んで何だか急に冬らしい景色になってきますよね。ビジュアル的にも冬らしさもですが、気候が寒くなってくると温かい食べ物が恋しくなっきます。ラーメンなど麺類や鍋物も美味しい季節ですが、ここで趣向を少し変えてお雑煮などいかがでしょうか?
何を隠そう私はお雑煮が好きなんで、寒い季節には頻繁に食べたいのですが、カップラーメンのように手軽に食べる方法は無いのかなと考えていていました。そこで、インスタントのお吸い物やみそ汁とお湯で戻す餅で何とかお雑煮気分を味わえないのかなと思ったわけです。
というわけで、お手軽お雑煮を楽しめるのか試してみました!
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お湯で戻すお餅でお手軽お雑煮!
今回購入したのはアイリスオーヤマの「熱湯3分うす切りもち」普通のお餅よりは薄く半分よりは薄いのではないかと思います。
真ん中付近に筋が入っていて、半分に割れるようになっています。普通の切り餅などと同じように個包装になっているので、袋を開封してしまっても残りのお餅が外気にさらされる心配は無さそうで安心です。
永谷園 松茸の味お吸い物
まず試したのはお茶漬けで有名な永谷園のお吸い物です。我が家にはなぜか常備されているので、とりあえず手元に有ったお吸い物を試してみた感じです。
普段から食べてるお吸い物なので、お餅が加わっても違和感なく食べられました。
難点としては松茸の味と商品名に書かれているように、松茸がそのまま入っていたりする訳では無く、具もほとんど入っていないこと。お雑煮らしいかと言えば、お雑煮の名前からも連想されるごった煮感が非常に薄く、お雑煮らしさはゼロかなといったところ。
やや、お雑煮とは何か?と考えさせられますが、どちらかと言えば餅入りお吸い物と言った感じかもしれません。お雑煮らしさには欠けますが、むしろあっさりと餅入り汁物を食べたいなんて場合には非常に良いかもしれません。
永谷園 はますい
こちらも永谷園のお吸い物。松茸のお吸い物と共に我が家には買い置きされているインスタントお吸い物です。
はまぐりのお吸い物風になっていますが、特に生臭い訳ではないのでお勧めです。やはり汁物は魚介の風味が利いてないと寂しいって方はこちらもお勧め。松茸の味お吸い物と同じく具が殆ど入ってないので、やや寂しい感はあります。
松茸のお吸い物は4袋入りですが、はま吸いは3食入りです。
ゆかりの千葉 菜の花とはまぐりのお椀
永谷園のお吸い物には具がほとんど入っていなかったので、もう少しお雑煮ぽくなるように具がたっぷり入っていそうなのを選んでみました。そのなかでも「菜の花とはまぐりのお椀」をチョイス。
ゆかりのこのシリーズは全国の汁物が網羅されていて面白いのですが、種類が多すぎて近所のスーパーでは一部のラインナップしか置かれていないのが残念です。
狙い通り具は豪華でお湯をかけるだけで、かなりちゃんとしたお吸い物になるのは凄いのですが、はまぐりにやや臭みが有って、ちょっとお雑煮には不向きかもしれません。
この手の個包装の汁物は180~200円ぐらいと、高いのが弱点ですね。菓子パン2個分に近い値段はちょっと躊躇します。せっかく種類も多いので、根菜が多く含まれているお雑煮ぽいラインナップも増やしてほしい気がします。
アマノフーズ 鯛のお吸い物
今度はアマノフーズ 鯛のお吸い物。
こちらも高価格の商品になりますが、その点さえ目をつぶれば、比較的バランスが取れた組み合わせかなと思います。ちゃんと鯛も入っているし見た目も豪華です。やや鯛が固いのが気になるかもしれませんが、生臭さなどもなく好感がもてます。
さて、ここでもう一度、お雑煮とは何かを考えてみると、一般的にお雑煮には根菜が入っている場合が多い気がしてきました。お雑煮は全国の地域によって驚くほど差が有るので、根菜が入ってないと駄目ってことは有りませんが難しいところです。
ゆかりの石川 まつや とり野菜みそ鍋風
私は生まれも育ちも京都なので、お雑煮と言えば甘い白味噌のお雑煮のイメージです。そんなことも有って、普通のお味噌汁ぽい物はお雑煮ぽさに欠けるかなと思って避けてきたのですが、この手のインスタント食品ではお味噌汁の方が圧倒的に種類が多いので、お味噌汁も試してみました。
お雑煮感を出すには、やはり色々な具が入っている方が、お雑煮ぽくなるのではと考え、「とりと野菜みそ鍋風」を選択。
やはりお味噌汁感は有りますが、野菜が色々入っているのも有って、こういうお雑煮を食べている地域も有るかもって感じには成ってる気がしてきました。今まで色々試してきた中では、それなりの完成度のように思います。
このシリーズ種類が多いからか、Amazonでも全部の種類は取り扱ってないのが問題です。
吉野家 とん汁
そういえば豚汁は根菜が色々入っていて実はお雑煮ぽいのではないだろうか?と考えて吉野家の豚汁も試してみました。
具としてはニンジン、大根、ゴボウなんかが入っているので、かなりお雑煮感は強い感じではないかと思います。ただ、物が豚汁なのもあってか、やや味付けが辛い目なのが、お雑煮という雰囲気からは少し外れているかもしれないなと感じました。味付けに関しては個人の好みも有るので、辛い目だからダメでは無いので、これはこれで有りかもしれません。
【まとめ】理想的な汁物探しは今後も続く…
お湯でお餅が柔らかくなって、汁物やカップ麺でお餅が手軽に食べられるまでは良かったのですが、意外とお雑煮ぽさの強い汁物が難しいなと痛感しました。すましで、子芋とかニンジンみたいな根菜類が入った汁物が手軽に手に入ると良いのですが…
まだまだ、お餅が余っているので、今後も理想的な汁物の追求はしてみたいと思います。
ちなみに、お餅についてですが、お湯がぬるい目だったりすると完全に柔らかくならない事があって、少し芯が残ってる感じの場合が有ります。しっかり熱湯にして注いで3分待つようにして下さい。ひょっとすると真冬だと少しお湯を温めてる段階で入れちゃうぐらいの方が良いかもしれないですね。