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【レビュー】 話題のアクティブトラッカー『Fitbit Charge3』で体を動かす!スポーツウォッチとの比較も!着信通知も便利

投稿日:2019年3月2日 更新日:

前回、SONYのSmartband2の後継機として、FitbitのCharge3を選んだ理由については、こちらのページで解説しました。

スマートウォッチ+活動量計「Fitbit Charge3」を選んだ理由…Fitbit vs GARMIN vs POLARでSmartBand 2後継機を探す!

電話をスマホに換えてから着信に気づかない事が多くなりました。バイブが弱くなったとか、複数の理由が有りそうですが、とりあえず気づかないと電話に出られないので困り物です。 そんなこんなで、ジョギングを趣味 …

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今回はCharge3が届いたので、早速開封して設定など進めていきたいと思います。

Fitbit Charge3を開封!

簡単な取説が入っているように見えますが、特に説明らしいことは書いていません。他はクリップ型の充電器と、長いサイズの換えバンドが1つ入っています。

最近のこういった機器では有りがちなパターンなのかもしれないですが、Fitbit Charge3には開封した段階で何をすれば良いのか書かれた説明書などが入っていません。本体の画面を見るとFitbitのサイトからアプリをダウンロードするように促す画面が表示されているだけです。

結果的には、スマホにアプリをダウンロードして、指示通りに設定をしていくだけで使えるようになるので、なるほど説明書必要無かったかも…と思えてくるから不思議なところです。
何だかモヤモヤした感じが有るのは昭和生まれだからでしょうか…

まあ、この手の製品で、何か分からん事が有ったらまずはアプリ入れてみろって事なんでしょうね。Bluetoothのペアリングなども、全てアプリ上で行うので、ボタンを長押してペアリングとかも有りませんでした。

これは、どうしたら良いのかな?と戸惑っていると、画面にアプリのセットアップを促す表示が…

取説っぽい物は無いけど考えずにアプリをダウンロードしよう!

アプリのダウンロードに少し時間がかかりましたが、ダウンロードが終了したら一通りの設定など行って本格的に使用していきます。

この段階で時計のデザインも選べますが、心拍計と万歩計の両方表示できるデザインは一つしか無いので、選択肢無いよね…みたいな感じで、時計のデザインを選択。

気づいたら、何となく設定が終わって使用可能になっていました…取説とか要らないでしょ?って言われそうですが、ちょっと腑に落ちない感じです。

触ってるうちに、本体部分の画面を表示する方法など取説無しで分かってきます。

操作について

  • 腕を回転させる
  • 本体左側のボタンを押す
  • ディスプレイやバンドをダブルタップする

取説なしで本体の操作としては以下のような限られた操作でほとんど全て完了することが分かってきました。一応、物凄く簡単にはセットアップの途中で操作の説明をしてくれるので、見逃さなければ何となく分かるのかも知れません。

  • 腕を素早く捻るか、画面をダブルタップして画面を表示する。
  • 十字方向にスワイプ出来るので、必要な項目を表示する。
  • 時計画面で上から下にスワイプすると新着通知
  • 下から上でライフログの各種データ
  • 右から左スワイプで各種項目へ移動。
  • 必要な項目を見たり設定したら、本体左側面のボタンで時計画面へ戻る

基本的には、だいたいこんな感じです。本体に一つしか無いボタンが戻るボタンというのが最初戸惑いましたが、慣れてしまえば難しくは有りません。戻るボタンは、ボタンと書きましたが正確にはセンサーのようなもので、機械式のボタンでは有りません。押すと振動で擬似的に押した感覚をフィードバックしてくれます。

裏側の心拍センサーと側面のボタン。ボタンと言っても、ただ凹みが付けられたセンサーです。

そんな感じで、Charge3の場合には非常にシンプルな機能に絞っているので、いざ使い方が分かってしまえば、煩わしさは無く直感的に操作出来ます。まずは触って使い方を覚えていってもらえば良いでしょう。

通知機能について

もともと、FitbitのCharge3に求める機能では無かったのかもしれませんが、私が一番期待していたのはスマホの通知機能でした。電話がかかってきたり、LINEなどにメッセージが入ったら振動で知らせてくれるような機能です。

通知の設定については、スマホのOS側とFitbitのアプリで設定が二重になっていたり、少々設定が煩雑です。どちらかで通知をしないように設定されていると通知されないなど有るので、慎重に設定を見直してください。

通知が届くようになってからは、木造家屋の1階と2階でも通知が届くなど意外と離れた距離でも通信出来るようで、たまたま手元にスマホがないけど通知を受け取った事もあります。

もちろん、アプリごとに通知のON/OFFなど表示出来るほか、Charge3側にも日本語で通知が表示されるので便利です。

ちなみに、これが購入当初は入ったり入らなかったり…むしろ入らない事が多い状態に…

あれ、これはスマホやOSのバージョンと相性が悪くて通知機能が動作してないんじゃ?って思ってヒヤッとしました。という訳で、あちこち設定をいじったりしていたのですが、元々そんなに設定する場所も無く…困ってしまったのですが、以前使っていたSmartband2のアプリをアンインストールして、Bluetooth機器もCharge3以外は全てペアリングを解除してみました。

どうってこと無い方法ですが、これで通知が届くようになりました。

アクティブトラッカー ライフログ機能を試す

ライフログ

どちらかと言えば、こちらが主力となる機能のはずなので、心拍計や加速度センサーを中心とした、アクティブトラッカーやライフログ機能を見ていきたいと思います。

この手のウエアラブル機器では、本体そのものに備わった機能というのは、それほどではなくて、心拍センサーや加速度センサーが搭載されていて、心拍数や歩いた歩数が表示される程度です。

そこで、重要となるのはスマホ側のアプリということになります。このアプリの出来が悪いとがっかりなのですが、Fitbitはライフログを扱う企業としては老舗なのも有って、見やすく良く出来たアプリなのではないかと思います。

人間気分で体調も変化するので、Charge3を使ってライフログを付けているうちに何だか寝る時間が早くなったり、生活習慣の見直すようになったなと感じています。

体重と体脂肪率に関しては、以前から日記帳にメモを取って記録していたので、推移に気を使ってはいたのですが、数値を入力すると自動でグラフ化してくれたり、バラツキのある数値から大まかな推移を表示してくれたりと、非常に見やすいです。この辺りは、人によっても感じ方が違うのでしょうが、この手のウエアラブル機器がスペックや機能でアピールし難い不思議な機能ではないかと思います。

ちなみに、体重と体脂肪率に関しては、Fitbitのアプリと連携出来る体重計も有るようなので、興味のある人は試してみても良いかもしれないですね。

例えば、Charge3には、寝るべき時間を通知する機能が搭載されています。簡単に言ってみれば目覚まし時計の逆の事をするだけで、設定した時間に、メッセージとバイブで通知してくるだけの機能です。

こういった機能一つ一つを見れば、何だか大した事のない機能にも見えるのですが、自分の生活を見返してみれば、寝るのが遅くなってしまっていたなんて事は頻繁に起こっています。ところが、簡単な通知であっても、もう寝ようねと知らせてくれれば、生活がちょっと変わったりするわけです。

また、バッテリーの持ちが良いので、睡眠時にもCharge3を使いやすく、手軽に安静時の心拍数を測れるのは助かります。しかも、毎日自動的に記録を取ってくれるので、安静時の心拍数の推移までグラフ化して見られるのです。

睡眠時の質に関しても、何だか意外と熟睡出来てない時間が多いなと感じられる程度で、枕が合っていませんねとか何かのアドバイスが成される訳では有りません。

漠然と睡眠状態の質がグラフで表示されるので、何かしら工夫しょうかなと思ったりするわけですね。

こんな感じで、もうちょっと歩こうよ、動こうよとか、体重、体脂肪率を入力すれば、増減を見やすくまとめてくれたり、本当に一つ一つの機能としては、どうという事はない機能が組み合わされて、人間の側に改善を促す機械が、この手のウエアラブル機器の特徴かもしれません。

先程述べた睡眠時間の通知機能なんかもそうですが、Charge3を使うようになってから、時間を細かく分けて使えるようになった気がします。もう15分しかないから、やめておくと考えるのでは無くて、まだ15分有るから、何かしちゃおう的な前向き思考が出来る気がするのです。

これを積み重ねていくと、一日で出来ることの種類や数が細々と増えていって、以前よりも一日を有意義に使えるようになった気がします。

電池の保ちは良いが、スマホの電池の減りは激速…

スマホバッテリー

Charge3の電池は、後述するエクサイズモードを時々使ったとしても6日程度は保つので本当に楽です。充電の頻度が格段に少なくなって睡眠時の心拍記録なども扱いやすくなりました。

充電時間も1時間強といったところで、お風呂にでも入っている間に充電しておけば、ほぼ充電完了となります。

Charge3の時計画面には電池の残量表示が出ませんが、時計画面表示時に下から上にスワイプすると電池の残量を確認出来ます。この辺りも国産メーカーなら、必ず目につく場所に電池の残量表示を出すと思いますが、無いなら無いで別に困らない物だなと感じます。

むしろ、決して広くないディスプレイに常時確認する必要のない電池の残量を表示させないのは正解な気がします。

ただ、問題なのはスマホの電池です。設定によってはCharge3が頻繁にスマホと通信するので、スマホの電池が凄い勢いで減ります。スマホのバッテリーがやや弱っている場合など注意が必要かもしれません。

私の場合は、常に同期や常時接続をOFFにして、Keep-Aliveウィジェット(常時通知)をONにして使用しています。もちろん、スマホのバッテリー容量やバッテリーの状態にも依存しますが、Charge3を完璧にストレス無く使うには相応のバッテリー容量などの条件も必要になってくるかもしれません。

常に同期や、常時接続をONにしていると、物凄い勢いでスマホの電池を消耗するので、Keep-AliveウィジェットだけONにしています。

スポーツウォッチとしてはどうか?

Fitbit Charge3は、エクササイズモードに切り替えて、ランニングやウオーキングなどの種目を選ぶとスポーツに合わせた表示に切り替わり、スマホのGPSと連携して走ったコースや距離などをマップ上に記録してくれます。

さてここで気になるのは、Charge3がスポーツウォッチとして使えるのかどうか?です。私は以前からポラールのRC3をジョギングの相棒として使ってきましたが、その辺りの比較も進めていこうと思います。

私が購入したのはRC3 GPS HRというモデルです。GPSが時計本体に内蔵され、胸に巻く外付け心拍センサーが同梱されたモデルでした。2013年に購入していますので、やや古いスポーツウォッチですが、当時標準的だった胸に心拍センサーを巻いて計測し、無線でRC3本体に心拍データを飛ばすタイプのモデルです。

心拍センサーやGPSを使うと電池の持ちが悪いので、普段は通常の時計として使って、ジョギングなど心拍トレーニングを行う場合だけモードを切り替えてデータを取得するタイプです。このため、ライフログを取ったり睡眠状態を確認するような機能は有りません。

私は、運動が得意なタイプでは有りませんが、心拍センサーを利用することで自分の体の状態とだけ向き合えば良いことに気づき、無理すること無くジョギングを習慣化することに成功し現在に至っています。

という訳で、実際に、ポラール RC3とFitbit Charge3を同時に装着してジョギングに行ってみました。ジョギングのペースは比較的ゆっくり(6~7分/km程度)で距離は10km程度を走っています。

スポーツウォッチと比較するのは、ちょっと酷かなとは思いますが、モノは試しと言ったところでしょうか?

何度か使ってみて分かってきたのは、安静時の心拍数はFitbitの方が低い目に表示されますが、ジョギング時はほぼ同じと言って良い程度の数値が表示されていました。もっとハードなトレーニングに使用した場合は分かりませんが、ジョギング時の心拍数のズレは数拍程度なので、概ね誤差の範囲ではないかと思います。

上がFitbit Charge3の心拍グラフ、下がポラール RC3のグラフ。Web版サービスからグラフを切り取って、大きさを揃えて並べてみました。走っている時にディスプレイで見ているよりは、Charge3の方が大雑把な感じがしますが、使い方によっては、心拍トレーニングにも使えるかもしれません。

Fitbit Charge3の画面が常時表示では無いので、腕を回転させるか、画面をタップした時しか心拍数が表示されないのが多少不便ですが、その辺りを割り切れば何とか心肺トレーニングにも使えるのではないかと思います。

ただ、急な心拍数の上下には弱い印象で、短時間の腕立て伏せなど筋トレを行った場合に、明らかに心拍数が上がっているにも関わらず追従出来ないと感じる場合も有り、こういった用途には、やはりスポーツウオッチの方が向いているかもしれません。

しかし、胸に巻くタイプの心拍計との差はかなり縮んでいて、あまり優位性は無くなっているのかなと再認識しました。

また、Charge3と同様に心拍センサーが腕に付いているSONY Smartband2の時は、装着位置がシビアで、かなり正確に装着しないと心拍を計測出来ませんでしたが、Charge3は割と適当でも心拍数を計測してくれるので、心拍計の精度と使いやすさの点では、段違いに使いやすい印象です。

一点難点を上げるとすれば、画面をタップしてディスプレイをONにして、心拍数を見ようとした時に誤ってスワイプさせてしまう場合が有りました。ジョギング中だと体も揺れているので、タップと同時にスワイプしてしまう操作ミスを起こす可能性が上がります。
再びスワイプして心拍表示に戻せば良いだけと言えば、それまでですが、走りながらスワイプするのは意外と面倒で、上手くスワイプ出来なかったり、逆に反対方向へスワイプしてしまったり…
ジョギング中は完全に画面が表示されるまでスワイプを受け付けないとか、少し操作の改善が望まれます。

兎にも角にも、胸に巻くタイプの心拍センサーは、夏など気温が高い時期には汗でかぶれの原因になったりする事もあるので、腕で心拍を測れるのは助かります。RC3の後継機はCharge3とは別に欲しいなと考えていますが、腕センサーの使い勝手にも期待できそうです。

GPSの精度はスマホ次第かも?

GPS

Charge3は本体にGPS機能を搭載していないので、スマホとの連携でGPS機能を実現しています。私はAsusのZenFone 2 Laserを使っているのですが、もともと、スマホ側のGPSの精度がイマイチなのも有って、ジョギング時にコース記録などは、チョットずれるとかでは無くて、あまり参考にならないかなと思える程度です。

走っていたのとは全然違うコースを記録していたり、酷い場合は手前で折り返して別の場所を走っていると判定して記録している場合も有りました。

この点はポラールのRC3の記録精度が圧倒的に高く、概ね10数m程度の誤差で記録され、大通りのどちら側の歩道を走っていたのかまで判別出来るのと比べると大幅に負けています。

ただ、Charge3のGPS記録はスマホのGPS機能に依存する面があるのでは?と思うので、もう少し精度が高いスマホと組み合わせた場合は、どの程度の精度を発揮するのか分かりません。

ウォーキング程度の場合は移動速度も遅いので、概ねコース通りに記録されているかなと思いますが、横断歩道を渡ったタイミングなどで誤差が出る場合が有るようです。

とりあえずZenFone 2 Laserとの組み合わせでは、GPSの記録は実用的では無い気がします。先に述べたバッテリー容量と合わせて、スマホのGPS精度はCharge3を快適に使う上で必須の能力のように思います。私のように少し古いスマホを使っている人は要注意かもしれないですね。

Fitbit Charge3とAsus ZenFone2laserの組み合わせのGPS記録。もう少しましに記録される場合も有りますが、この日はショートカットしてしまったり、途中で引き返してしまってたり酷い状態。GPSの記録は、この組み合わせでは実用的ではない気がします。

ポラール RC3のGPS記録。大通りのどちらを走ったかや、脇道を通った場所も正確に記録されています。多少のズレは有りますが、ほぼ正確に記録されているように思います。

あまり口やかましく何かを押し付けてこないのが良い

とりあえず、毎日の目標をこなして行こう!的な感じで割と緩いです。鬼軍曹的なトレーニングなどは促してきませんのでご安心下さい。

購入前に思ってたイメージと比べると、そんなにはガミガミ体を動かせとか、睡眠を改善するためにどうしろとか口うるさく言ってくる印象では有りませんでした。

人によってはもっと言ってくれたほうが良い人もいるかも知れませんが、その辺りの距離感のとり方はFitbit流なんだろうなと思います。ライフログ機能に関してはバリバリにスポーツしている人には少し物足らないかもしれないけど、一方でこのぐらいのランクのアクティブトラッカーも有っても良いのではないかと思います。

そして、スマホで時間を見るのに慣れていて、長らく時計を持ったことがない人もいるかと思いますが、やはり腕時計は便利です。時間や通知の確認ぐらいでスマホを取り出すのはあまりスマートではない気がします。

また、着信通知が有ると着信に気づかずに時間が過ぎてしまう可能性も下がります。

 

と言うわけで、以上、『Fitbit Charge3』のレビューでした。

今一度、進歩した腕時計いかがでしょうか?まだまだ、改善されるべき点も有りますが、結構便利だし、健康への意識も変わりますよ!

▼追加レビューもしてみました

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前回の記事では、Fitbit Charge3の開封から設定、使い心地などレビューしてみました。心拍センサーの精度が意外と高いことなど意外で嬉しい驚きも有りました。着信通知の便利さなどもあって、手放せな …

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