日本テレビ系列で毎週水曜の夜10時より放送中の『過保護のカホコ』が好評の様です。
過保護のカホコと言う前後を掛け合わせたマンガの様なタイトルにドラマの内容も容易に想像できて実にキャッチーですね。
そのなんともキャッチーなネーミングもあの『家政婦のミタ』を脚本した 遊川和彦とくればこういった言葉遊びも納得です。
あらすじ
エアパッキンであつらえたドレスをまとうメインビジュアルよろしく、主人公の根元加穂子[演:高畑充希](以下、カホコ)は21歳の大学生ではあるものの起床から朝の服選び、駅までの送迎、アルバイトをしたことがないなど一般的な家庭に生まれながら過保護に過保護を重ねた超箱入り娘。
全てを母 泉[演:黒木瞳]に委ねて育ってしまったがためにこれまでのエスカレーター人生、夢すら持った事がない始末です。
そんなカホコが社会に出ようと就職試験に挑むも落ち続けるところから物語が始まります。
高畑充希の演技がすごい
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— ザテレビジョン (@thetvjp) July 20, 2017
一切の自主性を欠いて自ら考えて行動することなく生きてきてしまったある意味”ダメな女子”を見事に演じきっているのが主演の高畑充希です。
母親の言う通りに生きてきた優等生すぎて、かといって一切の自己主張をしない引っ込み思案すぎるカホコを見事に演じきってくれています。
ああきっと脳みそ使わずに全て他人任せでいたらこんな感じにおっとりして頭のゆるい子になっちゃうんだろうなぁと言う想像図の期待を裏切らずにその上を行く演技力はまさに必見です。
物語は父親目線
本日のカホパパ #過保護のカホコ pic.twitter.com/2UUW8F4fRy
— 時任 三郎 (@tokito36) June 16, 2017
物語はカホコとは真逆に自己主張の強い内弁慶な妻の尻に敷かれるカホコの父:正高[演:時任三郎]の客観的分析と”心の声”を交えて、娘を心配する反面妻が恐くて何も言えない言えるのは妄想の中だけと言う情けない父親の目線を借りて常識的なツッコミで異常なカホコの過保護な現状を視聴者と共有する形となっています。
また他人を動物に例えるのが好きな傾向にあり、その情景を人気アプリSNOWの様な装飾で表現したりするのも面白いです。
そして恋にも目覚める
そんな自分では何もできないカホコも遅い初恋をします。
相手は同じ大学に通う画家志望の麦野初(むぎのはじめ)[演:竹内涼真]。
夢を持つ自身の強い自立心が過保護な家族環境に育ったカホコを「お前みたいな過保護がいるから日本が駄目になる」と批判し、生まれて初めて他人から浴びせられた批判にカホコは強烈にショックを受けて混乱してしまいます。
そんな鮮烈な衝撃と夢を叶えようと自立心に溢れる麦野にカホコは惹かれる様になってゆくのでした。
— 【公式】「過保護のカホコ」 (@kahogo_kahoko) July 12, 2017
そんな何にもできない女の子カホコのちょっと遅めの成長日記の様なこのドラマ、皆さんも我が子を見守る気持ちでご覧になってはいかがでしょうか!
本作品は日本テレビ系列で毎週水曜の夜10時で毎週水曜日 夜22:00~、また見逃し配信はhuluやTVerでもご覧いただくことができます。