こんにちは、ライター・kyouです。
前回の記事では、春・夏開始アニメに起用された3組のバンドを紹介させていただきました。
今回は、秋開始のアニメに起用された若手バンドの紹介をさせていただきます。
Fear, and Loathing in Las Vegas
始めにご紹介するFear, and Loathing in Las Vegasの「Let Me Hear」は、この秋の話題作「寄生獣 セイの格率」のOPに起用されています。
調べてみたところ、今年彼らは「極黒のブリュンヒルデ」のOP、「戦国BASARA Judge End」のOP、「逆境無頼カイジ 破戒録篇」のOPなど、結構アニメに起用されていたらしいですね。
Fear, and Loathing in Las Vegasは2008年神戸で結成、2010年にメジャーデビュー。一気に日本のラウンドロックシーンを代表するバンドになりました。
残念ながら、「Let Me Hear」は来年1月7日発売でPVが完成していないとのこと。
以下は以前アニメ「HUNTER×HUNTER」のEDに使われていた「Just Awake」です。
PVを見ていただいてわかるとおり、彼らの音楽は、エモ・スクリーモ・メタル・ダンスミュージックなど様々なジャンルの要素を取り入れた楽曲に、オートチューン(声をエフェクト加工するソフトでPerfumeが使用して有名)とシャウトのツインボーカルが特徴的なスタイルです。
実際に音楽フェスで彼らの演奏を聴いたことがありますが、まさに変幻自在。1曲の中でも様々なアプローチをしてくるので、個人的に面白いバンドだなと思います。
今回の「Let Me Hear」もオートチューンで音声加工をしているので、やや機械的な歌声となっています。まるで、生身の人間でなくなっていく新一に重なるように思えますね。
現在、実写映画の方も公開されており、そちらはBUMP OF CHICKENが担当されています。こちらもオートチューンで音声を加工しているようなので、興味深いです。
アニメ版と実写映画版、それぞれの楽曲を聴き比べてみるのも面白いかもしれませんね。
Fear, and Loathing in Las Vegaにご興味を持たれた方は、こちらのホームページへどうぞ。
http://www.lasvegas-jp.com/
SiM
次にご紹介するSiMの「EXiSTENCE」は、「神撃のバハムート GENESIS」のオープニングに起用されています。
2004年結成、数度のメンバーチェンジを行い2009年に現編成となり、2013年にメジャーデビュー。
音楽フェスの出演やライブを精力的に行っており、現在ノリに乗っている人気バンドだと思います。
本来は「Sirence is Mine」と名乗っていたそうですが、長くて覚えてもらいづらいという理由により、それぞれの単語の頭文字をとって「SiM」になったそうです。
初めてのタイアップとあり、彼らも作品の世界観に合うように気合いを入れて制作したようですね。ボーカルのMAH氏によると、「とあるキャラクターの心情を想像して書きました」とのこと。どのキャラクターなのか、気になりますね。
期間限定でオープニング「EXiSTENCE」が公開されています。
通常ほぼ英語詞の彼らには珍しい、日本語フレーズを交えた意欲作となっています。 ダークでハードな作品の世界観にマッチした、かっこいい楽曲だと思います。
SiMは、ヘヴィメタル、ハードコア・パンクにレゲエを加えるなど、攻撃的な歌詞とサウンドが特徴的なバンドです。パワフルなライブパフォーマンスには圧倒されます。
代表曲の「KiLLiNG ME」をご覧ください。
攻撃的な外見、楽曲などで一見とっつきにくく感じますが、インタビューなどを読むと音楽に真摯に取り組む若者という印象で、そのギャップも魅力的だなと思います。
また、音楽フェスを主催したり、自身のライブにチケットの転売対策として「ランダムIDチェック制度」を導入するなど、音楽を届ける方法を模索している点も個人的には素晴らしいと思います。
ご興味を持たれた方は、こちらのホームページへどうぞ。
http://sxixm.com/
KANA-BOON
最後にご紹介するKANA-BOONの「シルエット」は、10月より「NARUTO-ナルト–疾風伝」オープニング曲に起用されています。
メンバーはNARUTOの大ファンで、アニメのオープニングテーマを担当することを夢の1つとして掲げていたそうです。NARUTOの世界観に合った、切なくも未来を鮮明に見据えた力強い楽曲となっています。
また、楽曲の評判も上々で、間違いなく彼らの代表曲となる1曲だと思います。
以下はKANA-BOONの「シルエット」のPVです。
バンドの結成は2008年。他のバンドとは違い、キューンミュージックの20周年記念オーディションでグランプリとなり、昨年メジャーデビューしました。
今年の7月には、彼らが憧れているASIAN KUNG-FU GENERATION主催のNANO-MUGEN FES 2014に出演したことで評判になりました。
現在の彼らの活躍ぶりを見ると、やはりNANO-MUGEN FES出演バンドは飛躍するな、と感じさせられます。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのコピーもしていたそうなので、少し音楽性が近い感じがしますね
KANA-BOONの音楽は、真っ直ぐさを感じる歌詞に疾走感のあるサウンドが魅力です。
また、PVも物語性があり、見ていて面白いものが多いように思います。
特に印象深い2作品をご紹介します。
「ないものねだり」
「盛者必衰の理、お断り」
大阪出身のバンドということもあり、PVの最後はたいていオチらしきものがついていてクスッと笑わされます。最後まで、注目してほしいなと思います。
KANA-BOONにご興味を持たれた方は、こちらのホームページへどうぞ。
http://www.kanaboon.com/
以上、前・後編合わせて6組の若手バンドを紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
また、次に何かテーマを決めて音楽情報をお伝えできたらと思っています。
今後も拝読よろしくお願いいたします!